霧とリボン
愛書家のための小間物ブランド《霧とリボン》のブログ
DATE: 2016/03/20(日)   CATEGORY: 直営SHOP
菫色のブドゥワールから、清々しいイースターへ
棕櫚の日曜日を迎えました。菫色がひときわ沈静してゆくこの頃です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

霧とリボン 二月の企画展《ブドゥワール〜貴婦人の私室に眠る物語》が無事終了し、次のイースター企画展まで、菫色の小部屋はしばしの休息に入っております。

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六組の作家が描いた貴婦人たちがひそやかに棲まう《ブドゥワール》展。お越し下さいました皆様、SNSなどで告知にご協力下さいました皆様に、改めまして心より感謝申し上げます。

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★花モト・トモコ★

「女性であることを存分に楽しみ、今宵の“Party”へ出かける主人公の高揚感をイメージした」新作イラストレーションは、紙をカットアウトして描く花モト様の代表的な“KIRIE”の技法で制作されています。ミステリアスな貴婦人の、臈長けた後姿が見えるようです。

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花モト・トモコ《Masquerade I(部分・2016)》

漆黒を背景にマスクを描いた新作《Masquerade II(2016)》。
手袋の型紙作品《Louise(2015)》と紙で仕上げられた手袋のオブジェ《paper glove(2015)》は、昨年の花モト様の個展で発表された作品。「ブティック」をコンセプトに、オーナー「LADY ROSE」にまつわるストーリーを紡いだ一連の作品群はひときわ洗練されたセンスに満ち、霧とリボンでもその時の一点を所蔵しています♪

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また、初のアクセサリー・コレクション《sense of humor》を本展示で発表。シューズ、グローブ、リップ、宝石などを象りメッセージ等を描いた真鍮ブローチは、「身につけた方がより一層チャーミングで魅力的に輝くように」との思いが込められています。

花モト様の真鍮ブローチは今後、霧とリボンで常設販売致します。イースター企画展には新作もご出品予定、どうぞご期待下さい。

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花モト・トモコ アクセサリー・コレクション
《sense of humor》
CANDLE STUDIO MAGIERA
《stylia(写真中央下)》《Indiana(写真右上)》
鳥居椿・新作水彩画《不機嫌 I(2016・写真左上)》



★鳥居椿★

「boudoir」の語源が「bouder(不機嫌になる)」であることから着想した新作水彩画《不機嫌》シリーズ。私室でひとり過ごす女性の倦怠、こころの不穏が繊細に重奏する色彩に滲んでいるかのよう。
魅惑の少女たちを数多描いてきた鳥居さまによる大人の女性像、少女たちの「その先」を予感させる興味深い作品群です。

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鳥居椿《不機嫌 III(部分・2016)》


寝台に横たわる女性。ブラックの片靴とシームのあるストッキングの道具立てに控えめなフェティシズムを感じて…

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鳥居椿《不機嫌 II(部分・2016)》

ルネ・ヴィヴィアンと同性の戀人が社交場で密かに言葉を交わすシーンを描いた《秘密(2011年)》は、ミストレス・ノールが初めて主催した企画展《菫色の文法(2011年・ヴァニラ画廊)》にご出品頂いた想い出深い一作。咲き誇った後の《ヒマワリ II(2013)》と共に、頽廃が仄匂う貴婦人の物語が連想されます。

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★CANDLE STUDIO MAGIERA★

マギエラ様による孤高のキャンドル。昨年の企画展に引き続き、優美な作品群をお届け頂きました。
女主人がひとり暮らした森奥の館。いまはもう廃墟となり、往時を知るすべもない。朽ちかけた調度の断片、ドレッサーに陳列された様々、それらひとつひとつに女主人の気配がうっすらと降り積もり…… 観る者それぞれに物語を喚起させるキャンドルたちです。

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ラテン語で「薔薇の下で/内密に」を意味する《Sub-rosa》と名づけられたキャンドルと蝋製オブジェの5点セット。愛らしい佇まいに封印された、ティタイムの囁きが聞こえるかのよう。
円形の台座《PADESTAL》は蝋製のオーナメントです。

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CANDLE STUDIO MAGIERA《Sub-rosa》《PADESTAL》


ライラック色と繊細なディテールが美麗な宝石箱のキャンドル。装身具と共に仕舞われた貴婦人の秘密が香り立ち……

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CANDLE STUDIO MAGIERA《Antique Small Box》


マギエラ様のキャンドルは今後、霧とリボンで常設販売致します。イースター企画展には卵型のキャンドルもご出品下さいます。どうぞお楽しみに♪



★須川まきこ★

一貫して現代女性のリアリティを描き続けてきた須川さま、その優しくウィットある視線に守られた貴婦人たちが菫色のブドゥワールに集いました。
繊細なレースを纏うモダンな貴婦人。新作《ブドゥワール(2016年)》は「豊かな感性と優雅さを持ち、それゆえ遊び心もあるポップな女性」をイメージした作品。自室に戻ればひとりの女性としてゆったり過ごす、そんな柔らかさも演出したとのこと。レース模様に咲き誇る花々に、貴婦人の華やぎと気高さが重なります。

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須川まきこ《ブドゥワール(部分・2016年)》

菫色の星型耳飾りもチャーミングな女性。鉛筆の温かな描線が白に映えるモダンな構成は須川さまの真骨頂。アンニュイな視線の先に何を見ているのでしょう?

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須川まきこ《Star(部分・2015年)》

ロココなヘアスタイルで集う女性たち。謳歌する自由が紙面から溢れる出るかのよう。

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須川まきこ《desire(部分・2015年)》



★川島朗★

若くして自ら命を絶った写真家フランチェスカ・ウッドマンへ捧ぐ《星の風葬(フランチェスカ・ウッドマンに)2016年》。「儚さと孤独感、それと同時に何者にも屈せず自分の表現したいものを撮る意志の強さ」を持つ写真家に貴婦人像を見出し、制作された新作オブジェ作品です。
ブロカントの紙の宝石箱に込められた写真家の精神性。抽象をかたちにする川島さまの感性が冴え渡ります。

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[写真右]
川島朗《星の風葬(フランチェスカ・ウッドマンに)2016年》
[写真左]
川島朗《夜の流刑地にて(2016年)》


ミストレス・ノールが主催した企画展《英国文学十四行詩集〜ディケンズの夢(2012年・Zaroff)》にご出品頂いた、『大いなる遺産』へのオマージュ作品《サチス荘の影(夜の手紙)2012年》。
サチス荘とは登場人物のミス・ハヴィシャムと美少女エステラが棲む館。「時だけが無情に流れ、静かに朽ちてゆく部屋、その一瞬を箱の中に閉じ込めた」作品。

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川島朗《サチス荘の影(夜の手紙)2012年》


オブジェ作品のエッセンスを樹脂に封印した、川島さまのアクセサリー・コレクション。本展示にご出品頂いたオブジェ作品の一部と共に、イースター企画展でも常設展示致します。この機会にぜひご高覧下さいませ。
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川島朗 ブックマークとリング



★霧とリボン★

《モーニング・ブローチ・コレクション〜或る貴婦人の遺品》シリーズと題し、貴婦人の私室に遺された、在りし日の愛用品をイメージしたアクセサリーを発表しました。オーストリア製ラインストーン、ハンドメイドの絹糸タッセルなど、上質素材を使用した片靴やコルセット、ブーケや編み毛のブローチを、柩を模したディスプレイに納めて……

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霧とリボンのアクセサリー《或る貴婦人の遺品》シリーズ


お渡しも柩を模したオリジナル・キャスケットに収納して。インドシルク地に仏蘭西製20年代スパングル、絹リボン、スタッズ、硝子ビーズを配し、鏡台に飾られた野薔薇の記憶を込めた「コルセット・ブローチ」。

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絹糸にガラスパールや絹リボンを編み込んだ「三編みブローチ」。大粒のスワロフスキーが揺れる「香水と涙のブローチ」には『ボンド街のダロウェイ夫人』のダーク・レディの薔薇のチャームを。

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ブドゥワールにちなみ、霧とリボン所蔵のアンティーク手袋や手袋を装着するための道具類、香水壜なども展示しました。

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アンティークの手袋
純銀細工のある黒檀製グローブ・ストレッチャー

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アンティークのグローブ・ボックスに収納された
象牙のグローブ・ストレッチャー
ボタン・フック各種



★激写!★
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霧とリボンのモデルをつとめて下さっているビリチス様
ハート型の「ビート・ブローチ」を
素敵にコーディネートして下さいました♪

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アネモネの歌姫・バニラ様と共に
アネモネ様は次のイースター企画展
「詩・楽譜・音源」でご参加下さいます♪

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参加作家の須川まきこ様
「O・SA・GE ブローチ」と「ビート・ブローチ」で
盛り盛り霧とリボン



Curtain.....

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霧とリボン 直営SHOP “Private Cabinet”はイースター企画展でオープン1周年を迎えます。
清々しい季節、どうぞお出かけ下さいませ。
皆様にお会いできますこと、心より楽しみにしております。

霧とリボン 直営SHOP 1周年記念
イースター企画展
《スクリプトリウム II〜音楽を記述する試み》

2016.4.29(金・祝)〜5.8(日)
水曜休


→詳細はこちら
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