霧とリボン
愛書家のための小間物ブランド《霧とリボン》のブログ
DATE: 2015/07/09(木)   CATEGORY: 直営SHOP
ちひさな文藝キャバレー《霧とリボン》vol.4のご案内
霧とリボン 直営SHOP “Private Cabinet”はミッドサマーの余韻にひたりつつ、ひときわ特別なひとときの準備にとりかかっております♪ 七月の “Private Cabinet”はイベントのみの営業、「ちひさな文藝キャバレー《霧とリボン》vol.4」を開催いたします。


ちひさな文藝キャバレー《霧とリボン》vol.4
〜ヴェルレーヌに捧ぐ、アブサンと頽廃の午後〜


アブサンblog

Il pleure dans mon coeur
Comme il pleut sur la ville ;
Quelle est cette langueur
Qui pénètre mon coeur ?

都に雨の濺ぐが如く
わが心には涙の雨が降る。
如何なれば、かかる悲みの、
わが心の中に進入りし。

…永井荷風訳「秋のちまた」(岩波文庫『ふらんす物語』収録)より


 レイナルド・アーン、クロード・ドビュッシー、ガブリエル・フォーレなど、多くの作曲家たちにインスピレーションを与え続けてきた詩人ポール・ヴェルレーヌ。孤高のカウンターテナー、フィリップ・ジャルスキー氏も本年、ヴェルレーヌ詩による歌曲のみを集めたアルバム《Green》を発売、クラシックからシャンソンまで、ヴェルレーヌの多彩な風景が堪能できる珠玉です。此処日本でも上田敏、永井荷風、日夏耿之介、堀口大學らによる名訳が生まれ、今日まで愛され続けてきました。

 ちひさな文藝キャバレー《霧とリボン》vol.4では、ヴェルレーヌ詩によるフランス歌曲を中心にした蓄音機演奏に耳を寄せながら、アブサンをかたわらに、詩人の美しい頽廃の世界を逍遥したいと思います。
 そして、より美しい頽廃を求めるべく、ヴェルレーヌ研究に従事されている玉田優花子さまをお迎えし、仏蘭西語による原詩と訳詩の朗読をご披露頂きます。アブサンのGreenを震わす、囁きのごとき言の葉がしずやかに小部屋を満たすことでしょう。

 上田敏『海潮音』(S58復刻版)、永井荷風『珊瑚集』(S13普及版・第一書房刊・限定1000部)、堀口大學『月下の一群』(S55復刻版)などの訳詩集も展示します。時代を経て届けられた頁をめくるひとときもどうぞお楽しみ下さいませ。

 ドレスコードは「頽廃」。頽廃にとことん浸りきる午後といたしましょう。

★満席となりました★

[日時]7月19日(日)14時〜18時
[場所]霧とリボン 直営SHOP(東京・吉祥寺) 
ご参加の皆様へは後日地図を送付いたします

[参加費]1,500円
[募集]女性限定3名・予約制(先着順)
*朗読の玉田優花子さま、主宰のミストレス・ノール含め、計5名のお茶席となります
[ドレスコード]頽廃

[頽廃のメニュー(予定)]
アブサン(仏蘭西産アブサン・ラ・シャルロット)
霧とリボンのオーガニック紅茶(おかわり自由)
ゼリー
焼き菓子
マカロン


[蓄音機演奏曲(一部)]
「いみじき時」 ヴェルレーヌ詩/アーン作曲(ソプラノ:ニノン・ヴァラン/ピアノ:レイナルド・アーン)
「巷に雨の降るごとく」 ヴェルレーヌ詩/ドビュッシー作曲(メゾ・ソプラノ:クレール・クロザワ/ピアノ:フランシス・プーランク)
「忍び音に」 ヴェルレーヌ詩/アーン作曲(ソプラノ:マギー・テイト/ピアノ:ジェラルド・ムーア)
「月の光」 ヴェルレーヌ詩/ドビュッシー作曲(ソプラノ:マギー・テイト/ピアノ:アルフレッド・コルトー)
「夜想曲」 プーランク作曲(ピアノ:フランシス・プーランク)
「神秘的なバリケード」 クープラン作曲(ピアノ:モニク・アース)
etc.....

[付記]
当日は霧とリボンの商品もご購入可能です

[蓄音機について]
霧とリボン所蔵の蓄音機は英国20年代製、ヘンリー・シーモア社の特注品です。スピーカー部には絹糸のタッセル、ターンテーブルは絹地に雲模様が染め抜かれ、サウンドボックスには鳥の絵画など、持ち主のシノワズリー趣味が随所に。音色と併せてご堪能下さいませ。

“アブサン・ラ・シャルロット”について]
仏蘭西の老舗のメーカーによって19世紀当時のレシピで生産された、ワームウッド(ニガヨモギ)が主原料のリアルアブサン(砂糖、人工保存料、人工着色料等の化学物質無添加)。

☆玉田優花子 プロフィール
東北大学大学院文学研究科修士1年、フランス語学・フランス文学専攻分野。フランス・リヨンに約1年間留学の後、ヴェルレーヌを研究している。
「東北女子学生コミュニティepi」に所属し、ショーモデル、被写体モデル等、美をめぐる活動をする。epi発行のフリーペーパー『Bealthy』にはフォトエッセイ「意地悪なルーペ」を連載中。仙台のカフェ「Hampstead Tea Room」にもエッセイを設置中。当カフェにて、2014年には「小さなサロン・コンサート」を開催し、フランス19世紀の詩を朗読。
ドレスの裾の膨らみのごとく、優雅で豊かでお幸せなものを愛する。好きな言葉は「たわわ」。

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