霧とリボン
愛書家のための小間物ブランド《霧とリボン》のブログ
DATE: 2015/11/23(月)   CATEGORY: 直営SHOP
企画展《ルール・デュ・ポエット》、いよいよ最終日
霧とリボン企画展《ルール・デュ・ポエット〜ルネ・ヴィヴィアンとポール・ヴェルレーヌ》、お陰様で初日からたくさんのお客様にお越し頂いております♪

霧とリボン企画展

ルール・デュ・ポエット
ルネ・ヴィヴィアンとポール・ヴェルレーヌ

2015.11.17(火)〜11.23(月・祝)
14:00〜20:00
at
霧とリボン 直営SHOP “Private Cabinet”(東京・吉祥寺)

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二人の詩人のポエジーを現代によみがえらせるべく、新訳、絵画、カリグラフィ、オーガニック・ハーブティで敬愛を捧げた本展、いよいよ本日11/23が最終日となりました。

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★新訳(本邦初訳)★
貴方の薔薇色を帯びた金の髪は
落日の豊𩜙を湛え、
貴方の沈黙は束の間の休息に似る、
歌のさなかの愛らしい休息に。


……ルネ・ヴィヴィアン「シャンソン」中島淑恵訳
『ルール・デュ・ポエット〜ルネ・ヴィヴィアン』収録より抜粋

孤高の視線としなやかなる皮膚感覚で、ヴィヴィアンのあわやかな菫色をこの地に届ける唯一無二の賢人、中島淑恵様。菫色の生と死の番人による珠玉の一篇です。


★絵画★
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永井健一《シャンソン(部分)》2015年

ルネ・ヴィヴィアンの同名の詩をテーマにしたオリジナル・オーガニック・ハーブティのための描き下ろし装画。暗示的なモティーフの連鎖で抽象世界を覚ます永井さまの真髄がこの作品に極まっています。

半喪と菫色に沈む《夜空》は夭逝したヴィヴィアンが生と死のあわいに漂う大作。絵の中の壁に掛けられたエル・グレコ「受胎告知」はヴィヴィアンへのレクイエムのように喪の色に慈愛を重ねます。《夜空》から広がる永井様のポエジーが菫色の小部屋にひたひたと満ちて……


★カリグラフィ★
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佐分利史子《シャンソン(部分)》2015年

ルネ・ヴィヴィアンの同名の原詩を綴ったカリグラフィ作品。薔薇の花弁を想起させる書体から仄匂う頽廃、薔薇色のガッシュから滲むように広がる佳人の存在、「貴方の沈黙」たる余白の白。

詩人たちが生きた日、夜の帳の降りる部屋の片隅で、あるいは頽廃を濃くするアブサンの横で、一枚の紙に書き付けた詩の一片。紙に筆記具が触れ、幽かな擦過音をさせながら今まさに詩が生まれようとするその瞬間のドラマを、佐分利様の筆跡は伝えてくれます。


★オーガニック・ハーブティ★
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《ルール・デュ・ポエット〜ルネ・ヴィヴィアン》

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箱入セットには、新訳、装画、解説、栞風蔵書票他を纏めた小冊子が封入されます。

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2011年に開催した《菫色の文法》展でも詩人ルネ・ヴィヴィアンをテーマに選びました。その際に同時刊行した箱入アートブック『アンソロジー《菫色の文法》』も展示販売中です。

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*

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永井健一《詩像—Paul Verlaine—》(2015年)を仰ぐ、若き訳者、玉田優花子様


物憂く重く垂れこめた夏の夜は
静寂と暗い闇とに満ちみちて、
揺すっています、甘い風に撫ぜられてゆく青い空に、
揺すっています、木の震え、鳥の調べを。

……ポール・ヴェルレーヌ「小夜鳴き鳥」玉田優花子訳
『ルール・デュ・ポエット〜ポール・ヴェルレーヌ』収録より抜粋

言葉への、無垢と退廃が同居する精細にして大胆なアプローチを持つ玉田優花子様。ヴェルレーヌへの馨しき接近と別離に出会う一篇です。

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《ルール・デュ・ポエット〜ポール・ヴェルレーヌ》

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画家、カリグラファ、訳者の優美なる競演を、ハーブティの頽廃の一杯に込めて・・・

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皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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