霧とリボン
愛書家のための小間物ブランド《霧とリボン》のブログ
DATE: 2017/10/11(水)   CATEGORY: 直営SHOP
銀座ボーグ×霧とリボン 帽子コレクション《Modern Mauve Flapper》
10/15〜スタートする、霧とリボン アール・デコ・シリーズ企画展 I 《Roaring Twenties〜ファッション・プレートの女性たち》にて新発売、銀座ボーグ×霧とリボンの帽子コレクション《Modern Mauve Flapper》のご紹介です。

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80年以上の歴史を誇る老舗帽子専門店「銀座ボーグ」と、長きに渡り銀座ボーグの帽子を愛してきた霧とリボンのコラボレーションが実現、20年代のアール・デコ・ファッション・イラストを元にデザインした、帽子のミニ・コレクション“モダン・モーヴ・フラッパー”を発表します。

銀座ボーグ様の帽子に出会ったのは15年以上前。当時、銀座・西五番街にあった店内には、エレガントな帽子が所狭しと並んでいました。欧羅巴の古い時代設定の映画やドラマを愛する者にとって、そこはまさに夢の国。古き良き時代の香り漂うクラシカルな帽子たちにいっぺんで魅了されました。

アール・デコ・ファッション全盛期が舞台の、アガサ・クリスティ原作の英ドラマ「おしどり探偵」のタペンスや「名探偵ポワロ」のミス・レモンのファッション、わけても帽子と手袋の際立つおしゃれが大好きで憧れてはいたものの、憧れだけが膨らみ、帽子のおしゃれにはずっと踏み出せずにいました。そもそも、アンティーク品以外で、アール・デコ風の帽子を見たことがなかったのです。

7月に発表した霧とリボン オリジナル《アイリーン・アドラーの旗袍》のイメージ・ヴィジュアルでも銀座ボーグ様の帽子をコーディネート。20年代を彷彿とさせるシックなターバンは殊にお気に入りの一品。
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銀座ボーグ様の帽子に出会い、とても丁寧なアドバイスを頂きながら、ひとつ、またひとつと帽子を選び、ワードローブに加えていくたび、まるで大好きな映画やドラマの中に足を踏み入れたような気分を味わったものです。劇場やレストランにお出かけする時も、帽子が加わることで、大げさではない、あくまでもシックな雰囲気でドレスアップできる魔法に、おしゃれの楽しみが何倍にも膨らみました。

「お帽子には憧れるけれど、いつ何処に身につけていけばいいの?」という、心の中にくすぶっていた声はいつの間にか消え、美しい帽子を身につけたいと思った時が「その時!」と、帽子のおしゃれを気軽に楽しめるようになりました。瀟洒な帽子箱がお部屋に積み重なってゆく風景にも心躍りました。

当時求めた帽子たちは、15年以上経ったいまでも大切に愛用しています。年を重ねるごとにますます愛着がわき、私の人生にやさしく寄り添うように、その時々のおしゃれに調和してくれる——長く愛せるクラシックなお品の素晴らしさを、銀座ボーグ様の帽子から教わってまいりました。

この度、憧れの銀座ボーグ様と、コラボレーションというかたちで帽子のミニ・コレクションを発表させて頂けますこと、いまだ夢のようです。私がはじめて銀座ボーグ様で購入したアール・デコ調のボンネも1点、復刻頂いています。

現在は銀座・壹番館ビルに場所を移し、「銀座ボーグ 帽子サロン」として、ゆったりと帽子を選んだりオーダーすることができます。温かな雰囲気で迎えてくださる帽子サロン、ぜひ一度、訪れてみて下さいませね。



今回コラボレーションで制作した帽子は、20年代当時の個性的なアール・デコのラインを忠実に写したデザインでありながら、現代の街並にも美しく調和するようディテールを工夫しています。老舗帽子店の熟練の手仕事と卓越したセンス、上質素材で作られたエレガントな帽子は、末長く愛用するにふさわしい佇まいです。ノーブルな風合いをぜひお試しにいらして下さいませ。

“モダン・モーヴ・フラッパー”シリーズの帽子(クロッシェ)3点、15年ほど前に銀座ボーグ様で発表された霧とリボン所蔵の帽子(ボンネ)の復刻1点、銀座ボーグ・オリジナル帽子(ターバン)1点の出品となります。

***


帽子ミニ・コレクション《Modern Mauve Flapper》
限定数オーダー制・サイズ調整可能

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帽子箱のラベル

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オリジナルの帽子箱

“モダン・モーヴ・フラッパー”は、自身の感性に誠実に、
自由に生きる気概を持った“架空の三人の女性”をイメージした、
現代女性に捧ぐ帽子コレクションです。

「ロメーン」「ヴァイオレット」「シルヴィア」——
個性の違う三人の、帽子に込められた物語。
秋から冬へ、お気に入りの一篇をみつけにいらして下さい。

[撮影]
霧とリボン
[モデル・衣装協力]
ビリチス
[アクセサリー]
nichinichi/massaging capsule/霧とリボン



★Romaine/ロメーン★

〜都市を縫う、グレイと菫色を求めて〜

写真家のロメーンは、モノクロームの一枚を求めて街へ出る。
夕暮れ時、グレイのモダンな外壁が
うっすらと菫色に色づく瞬間を彼女は愛する。
風雨を受けて朽ちかけた生真面目なグレイの諧調を、
不良少年の繊細な無作法さでもって、空気の中に連れ出す菫色。
リボンのように戯れるふたつの色はしかし、
決して混ざり合うことはない。
夜を待つ都市を縫うように伴走してゆくふたつの美しい色を、
ロメーンは今日もシャッターで切り閉じる。

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★ノーブルなグレイ地に
菫色とグレイの細リボンが並ぶクロッシェ★

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帽子のつばの表情も遠目に美しく映える洗練されたデザイン。

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菫色とグレイのマスキュリンな三本のラインに
甘さ控えめのリボンがシックに調和するデザイン。
[リング]nichinichi
[スカーフ・ピン(ハット・ピン)]霧とリボン
[カフス・ブローチ(ブレスレット)]霧とリボン
アクセサリーは全て、本展出品作

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帽子のつばのアールとお顔のラインが描く美しいバランスが、
帽子のおしゃれの醍醐味。




★Violet/ヴァイオレット★

〜赤と黒の関係〜

奔放なヴァイオレットは、
何事にも臆することなく挑戦する冒険家のよう。
精神の奥地へ、果敢に出かけてゆく。
「ためらいなどはわたしたちの気質に全然ふさわしくないわ。
 さあふたりで、美だけを追い求めて一生を暮らしましょう(*)」
——書物の中の、同じ名を持つワイルドな女性のように。
ヴァイオレットは、
赤いドレスの裳裾をきっぱりと横切る黒いリボン。
燃えるような情熱の奥に、
ひたむきなまでにまっすぐな、美への敬愛を宿している。

*『ある結婚の肖像』ナイジェル・ニコルスン著(平凡社)より引用

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★大胆なデザインと配色がエレガントに調和するクロッシェ★

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つばの中央にスリットのある
個性的なデザインを際立たせる黒ビロードのリボン
[O・SA・GEブローチ(ラリエット・受注生産)]霧とリボン

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ワイルドな革ボレロのお洒落も帽子のエレガンスでシックなムードに。
[リング・イヤリング]nichinichi
[レースカフス]massaging capsule×霧とリボン
いずれも本展出品作

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美しいラインを描く帽子のつば。
スリット部を中央から横に移動して身につけるとよりエレガントに。
つばの向きを変えることで、
身につけた時の雰囲気もガラリと変わる魔法。
たったひとつの帽子で、様々なおしゃれが楽しめます。




★Silvia/シルヴィア★

〜夜明け前の真珠色のリボン〜

読書クラブを主宰するシルヴィアは、
閉館時間を過ぎた夜にこそ書架の間を歩きたいと願う。
ヴァージニア・ウルフやルネ・ヴィヴィアンやサッフォー、
そしてまだ見ぬ芸術家たちが時を超えて行き交う場所。
閉じられた書物の頁からもれくる囁きに歩みを止め、
目を閉じて耳を澄ます。
暗闇の中に反響する美しい言葉の調べは、
真珠色のリボンとなって、闇の中を旋回しながら朝を待つ。

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★黒ステッチのある二本の白リボンと
三つのくるみボタンのあるクロッシェ★

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ホワイト&ブラックのバイカラーがひときわシックな帽子。

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知的なホワイトのラインに、
大きな三つのくるみボタンで愛らしさをプラス。

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くるみボタンがみえない片側は、よりモダンで洗練された造形。

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展覧会には、それぞれの帽子を身につけた女性を描いた、霧とリボン版ファッション・プレート「モーヴ色のワイルドな女性たち」シリーズも出品。20年代当時のファッション・プレートにオマージュを捧げています。あわせてお楽しみ下さいませ。

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霧とリボン「モーヴ色のワイルドな女性たち〜Violet」2017年

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★銀座ボーグ オリジナル★

銀座ボーグ様のオリジナル帽子2点のご紹介です。

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★ボンネ★
霧とリボン所蔵の約15年前のデザインの復刻

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構築的な二段の造形がアール・デコ風。
黒だったくるみボタンを赤に変えて、ガーリーシックなデザインに。
とても身につけやすい、つばのないタイプの帽子です。
[リング]nichinichi
[ブーケ・ブローチ]霧とリボン
[カフス]massaging capsule×霧とリボン
いずれも本展出品作

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頭のかたちを美しく見せる洗練のライン。
いろいろなヘアスタイルに似合う一品です。



★ターバン★
黒のビロードとシフォンの布地で作られた帽子

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トップはビロード、
周囲にシフォンをつまんでリボン状にした装飾が付いた、
ガーリーシックな帽子。
生地違いの黒の諧調が大変美しい一品です。
バックにはビロードのリボンも付いています。
[リング]霧とリボン


実際にお試しになると帽子がぐっと身近になります。
美しい風合いをぜひお気軽にご体験にいらして下さいませ。
初日の10/15は、14時頃から少しの間、銀座ボーグのご当主・原さまがご在廊下さいます。
帽子のアドバイスやご制作秘話など、お伺いしてみたいです。
皆様のご来店をお待ちしております。


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