霧とリボン
愛書家のための小間物ブランド《霧とリボン》のブログ
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DATE: 2014/12/28(日)   CATEGORY: ESSAY
2014洋楽ライヴベスト10、今年の一曲、今年の一冊
 霧とリボン、今年のテーマはRock!
 ということで、2014年に観た洋楽ライヴのベスト10を決めてみました♪

[洋楽ライヴ ベスト10]
10. Phoenix
2014.8.16 サマーソニック SONIC STAGE
Arctic Monkeysが終わってからの移動で途中から鑑賞。アートな演出、ポップでありながら骨太ロックなアレンジと演奏、そして何より孤高の祝祭感が最高にクール!

9. Savages
2014.1.22 LIQUIDROOM
完璧の一言。一糸乱れぬ美の一夜。

8. Lorde
2014.7.29 品川プリンス ステラホール
カリスマ性では他の追随を許さない女神の降誕。ラファエル前派の乙女のごとき豊かな御髪をたずさえ、現代の地に舞い降りた十番目のムーサ。

7. Foals
2014.2.25 EX THEATER ROPPONGI
変則リズムで職務を遂行、職人五人男の10年代への殴り込み。圧巻はアヴァンギャルドなグルーヴ感“Providence”から静謐なるミニマリズムが重層してゆく“Spanish Sahara”への流れ。Foals此処に極まれり!

6. The Garden
2014.6.6 原宿ASTRO HALL
罪深いまでに麗しい美青年双子によるベース兼ヴォーカル&ドラムのツーピースバンド。ライヴではツーピースゆえのシンプリシティとツーピースとは思えない煌びやかさがせめぎあう。サン・ローランのキャンペーンに使用された“What We Are”は、コクトー『恐るべき子供たち』を彷彿とさせる密室的遊戯性に彩られた彼らの世界観を象徴する一曲。

5. blur
2014.1.14 日本武道館
人間における追憶の重さは超ド級な点で順位付け不可能な一夜。自宅を出てそのまま飛行機のって武道館立ってます的ゆるゆる感がナイスです(特にグレアム)。ブロマンスも健在!

4. Disclosure
2014.5.15 studio coast
唯一無二の鉱物感覚、クールなA感覚、往年のアシッドとは決定的に異なる清廉なる陶酔感! 葉桜はまだまだ先の美兄弟伝説。

3. The Drums
2014.12.8 LIQUIDROOM
痛みを伴う世界の尖端に立ち続ける孤独、そのバルネラブルな世界が森(Mountain)の鬱蒼に守られている抒情。私にとって今一番The Smithsの世界に直結している音楽。ポストパンクな“Magic Mountain”は音的には新境地であり(というより、内に在ったリズムが浮上してきた?)、詩世界としては意識的に少年だけの王国へと歩みを進めた一曲。LAにThe Gardenあり、NYCにThe Drumsあり。

2. The 1975
2014.2.4 赤坂Blitz
一個の星が誕生したかのごときアンコントロールなカリスマ性の爆発。おろしたての石鹸のような清潔感、いや、もはや無菌感をまとった新世代の不良少年マシュー君。彼のノーブレスの行く末を見届けたい。そして、2015年ライヴ初めはThe 1975!

1. Arctic Monkeys
2014.8.16 サマーソニック MARINE STAGE
この瞬間を体験するために生を繋いできた、と断言してもいいすぎではない凄まじい密度を持った美の襲来。ティボルトのごとき休止符までが決まっている男、アレックス! 圧倒的な美を受け止めきれない己の未成熟を厳粛に受け止めた日。その顛末か、マット仕様のスティックを英国から取り寄せる悲哀……♪


[番外編]
フィリップ・ジャルスキー&ヴェニス・バロック・オーケストラ
2014.4.25 東京オペラシティコンサートホール
Arctic Monkeysと同じ位たましいが震えた一夜。2014年3月発売の《Farinelli & Porpora-his Masters Voice》はジャルスキーさん自身のみならず、世界に亀裂を与えた一枚。そして、この一曲。「しかもなお雨、ひとらみな十字架をうつしづかなる釘音きけり」……塚本邦雄『水葬物語』より


[今年の一曲]
The 1975 “Robbers”
2014.8.16 サマーソニック MARINE STAGE
夏の夕暮れ、マシュー君のホワイトジーンズ、そしてRobbers。少年のアルカディアへの熱情と倦怠。
『アナザー・カントリー』1930年初頭、夏。『ブライヅヘッドふたたび』セバスチアンとの夏。『ソネット集』の夏……。書物の中でしか出会えなかったアルカディアの「夏」、狂おしい程焦がれつつも見知らぬものであった「夏」、追憶の中でしか生きられない「夏」。この曲を再生すれば、いつでもあの「夏」に出会い、帰ることができる。


[今年の一冊]
大串祥子写真集『美少年論』(佐賀新聞社)
写真家が命を賭した一冊、その重さは玲瓏なる視線を守り抜いてきた重さに他ならない。そして、写真家を知る遥か昔から、この一冊を待ち続けてきた事実をその重さによって知る。言葉を喪う程の奇跡の中の奇跡。
Bishonen.jpg
写真は『美少年論』特装版



今年も素晴らしい美に出会えた1年でした。

皆様、どうぞ良い御年をお迎え下さいませ。

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